懐古
昔のネットは面白かったと思う。
私は現在28歳。
ネットに触れたのは小学校中学年の頃と記憶している。
覚えたばかりのローマ字で検索し、釣りのホームページを読み漁っていた。
その頃は、個人でホームページを作成して釣行記や釣法を紹介するのが主流だった。
皆好きでやっているから熱量が凄かったし、仕掛け1つ取ってもそれぞれのこだわり、思想が強く伝わってきたように思う。
今でも強い熱意を持って活動している人は沢山いる。
しかし、検索しても上位に出てくるのは広告収入を目的とした中身の薄い記事が多い。
当時の私のようにローマ字覚えたて、ネットも始めての子供が釣りについて調べても、そういった記事にたどり着く事が大半なのではないだろうか。
動画に関してもそうだ。
広告収入を得るために過剰なサムネイルで再生を促す物が多い。
加工された写真、意味深なワード、露骨なエロなどがそれに当たる。
せっかく動画を作ったのだから多くの人に見てもらいたいという気持ちは分かるが、再生数欲しさに人を騙すようなやり方には疑問を抱く。
何よりそういったサムネイルを延々と見せられると単純に疲れる。
そういった動画を再生してみると、妙にテンションが高い演者が出てきたりして、また疲れる。
youtube側も、検索したワードと関係の無い「疲れる動画」をやたらと紹介してくる。
ネットで金を稼ぐのが悪い事だとは思わないが、話題性、インパクトのみを意識した記事や動画ばかりだとつまらないと思うし、もっと中身のあるものを見たい。